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【前編】話題のマーベル女子、秋山未有さんが語る アメコミ映画ヒーローの魅力とは?

秋山 未有

国際学部卒業生、ファッションモデル

【前編】話題のマーベル女子、秋山未有さんが語る アメコミ映画ヒーローの魅力とは?

秋山 未有

国際学部卒業生、ファッションモデル

現役大学生でありながら、数々のオーディションやミスコンで入賞し、話題のファッションショーのランウェイモデルとしても活躍している秋山未有さん。

イマドキ大学生の秋山さんが今ハマっているもの、美肌や抜群のスタイルを保つためのライフスタイルについて、ロングインタビューを行いました。前編のテーマは”マイブーム”。マーベルをはじめ、彼女が今夢中のアメコミ実写映画の魅力とはいかに? 秋山さんイチオシ、2019年春公開の映画の見どころも満載です。

「小さな頃からヒーローもの好き。 高校生でマーベルの虜に!」

— アメコミの大ファンと伺っていますが、きっかけを教えてください。

「アメコミ好き」とよく言っていただくのですが、私はアメコミが原作の映画ファンなんです! それぞれの世界観があるので、先にお断りさせていただきますね(笑)。
アメコミ界には、スパイダーマンやアイアンマンを有する「マーベル」、スーパーマンやバットマンを有する「DC」の二大出版社があり、どちらも素晴らしい映画を多数作られています。特にマーベルファンなので、今流行りの“マーベル女子”ですね!
マーベル映画に出会ったのは、高校受験のとき。息抜きにYouTubeを見ていたときに、『アイアンマン』のスーツアップのシーンに出合ったんです。アームなどのボディパーツが、主人公トニー・スタークにどんどん装着されていくもので、すごくカッコよくて爽快で。一目惚れしちゃいました。

— アメコミやマーベルというと男の子の趣味というイメージがありますが、今は女子にも人気なんですね。

日本でも「レンジャー派(男子)」と「プリキュア派(女子)」に分かれるように、アメコミの原作も元は男の子向けでした。でも今は映画化に力を入れていて、カッコいいハリウッド俳優やアクション俳優をどんどん起用しているんです。男気を感じるし、ストーリーにも大人向けに練られているので、女性ファンが増えているんですよ。グッズのデザインもお洒落で、ファッションアイテムとしても女の子に大人気です!
それに映画では、各作品のヒーローが作品の垣根を越えてヒーローチームを組むこともあれば(例:アベンジャーズシリーズ)、互いの物語が実はリンクしてしたり、先行作のオマージュシーンが登場することも。シリーズで見続けるほど、理解が深まってハマっていくんです!

— 高校時代に、急にヒーローに目覚めたのですか?

子どもの頃から、戦隊モノや仮面ライダーが大好きで。弟と一緒に、手に汗握りながら応援していました。初めて見たヒーローアニメは「ガッチャマン」。
小学校4年生の時に「デカレンジャー」のビデオを一気見した後は、さらにハマりました。主人公のデカレッド、赤座伴番(あかざばんばん)は、初恋相手かも!? でも、恋するというよりは、「自分もこんなヒーローになりたい」という憧れの方が強くて。不思議と女性ヒロインには萌えませんでした。

— アイアンマン以外に、好きなマーベルのヒーローはいますか?

今熱いのがスパイダーマン! 3月にCGアニメメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』 が公開されるのですが、主人公はマイルズという黒人の少年です。
初代スパイダーマンであるピーター・パーカーの意思を継ぎ、彼の教えを請いながらN.Y.の街を守っていくお話。黒人がスーパーヒーローになるのは、『ブラックパンサー』を例外として、アメリカではエポックメイキングな出来事。今後のヒーローのあり方について、ひとつの転機になるような気がしています。
それから、アメコミ映画では「ヴィラン」と呼ばれる悪役がとても魅力的に描かれているんです。ロキ(アベンジャーズ/マーベル)、ジョーカー(バットマン/DC)など、素敵なキャラクターがたくさんいますよ。

「アメコミ映画は、悪役も魅力的。深い人間ドラマがあるんです」

— ヴィランのどんなところに魅力を感じるのですか?

アメコミ映画におけるヴィランは、どんな過去があって今に至るのか、なぜ犯罪を犯すのかなど、悪役のパーソナルの部分を丁寧に掘り下げて描かれています。だから観客も、彼らが自分なりの正義で行動していることが分かる。悪役に感情移入できるから、「善とは何か? 悪とは何か?」という、ヒリヒリするような究極の問いを私たちに突きつけてくるんです。
実は、大学のゼミ発表で「アメコミ映画における悪役」について発表を行いました。私はキリスト教ゼミに属しているのですが、キリスト教において正義と悪、悪魔と天使は重要な命題です。この文脈で、ヒーローと悪役の紙一重の関係についてじっくり語りました。

— ヴィランが活躍する、おすすめ映画はありますか?

2018年11月公開の『ヴェノム』は、スパイダーマンの宿敵の一人で、マーベル史上最恐と呼ばれるダークヒーローが主人公でした。迫力もあり、無形の宇宙生命体が人間に寄生し、パワーを得るというストーリーが斬新で、その世界観に引き込まれました。
DCでは、以前の作品ですが『ダークナイト』(2008年)がダントツのお気に入り。バットマンシリーズの一作なのですが、狂気に満ちたヴィランのジョーカー役(ヒース・レジャー)が素晴らしく、傑作として今も語り継がれています。
ちなみに、ヴィランはメイクも衣装も濃くて派手ですよね? 最近はハロウィンパーティーなどで、一般の女の子たちの間でコスプレが流行っていますが、悪役の方がコスプレしたときの可愛さが際立つんです。ショートパンツで足見せしたり、ちょっとセクシーだったりして(笑)。だから、モデル仲間にもヴィランファンは多いんですよ。

「カワイイだけじゃ、つまらない。SNSを駆使してサブカルも語れる存在に」

— 2019年はDCレーベルの新作も注目されていますよね。

2月には海底王国の末裔がスーパーヒーローとなる『アクアマン』、3月には魔法使いシャザムの力で、主人公が超人的な能力を持つ『シャザム!』が公開されましたね。シャザム役の俳優、ザッカリー・リーヴァイは私のイチオシ。海外ドラマ『チャック』の主人公で、冴えないオタク青年のスパイでしたが、彼がついに本当のヒーローになれると思うと、ファンとしては感慨深いものがあります。

— 秋山さんの熱いアメコミ映画愛は、お仕事にもつながりそうですね。

モデル業界では私くらいですよね(笑)。実は、SNSで熱く語っていたら、関東のフリーペーパーで「マーベル女子が語るマーベル愛」という5ページの特集をしていただきました。
メールで質問に答える形で進めたのですが、文字数を数えたら2万字を越えていて、まるで卒論やん!って(笑)。
一番嬉しかったのは、2018年公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(マーベル)のポップアップストアの広告モデルに起用いただいたこと。渋谷109に巨大ポスターが掲示されたんです。企画担当の方が「本物のマーベルファンを探したい!」と、SNSを通じて私を見つけてくださったそうです。ファン冥利につきる、幸せなお仕事でした!

— 自己表現として、SNSが欠かせないツールになっているようですね。

マーベルに限らず、最近はSNSを見てくださった方からお仕事をいただくことも多く、大きなチャンスだと思っています。おしゃべり好きな私はTwitter気質で、こちらは気軽に投稿できるのですが、Instagramは写真のクオリティや並ぶ順番が気になっちゃって、正直とても苦労しています……(笑)。
でも女性ファンがたくさんついてくださっているので、自分らしく楽しみながら投稿していけたらいいなと思っています。

……と、アメコミ映画愛あふれるトークを繰り広げてくださった秋山未有さん。後編では、大学の勉強とモデルの仕事との両立の工夫、魅力的なプロポーションを保つためのライフスタイルなど、秋山未有さんの日常とパーソナルな魅力に迫ります。どうかお楽しみに!