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【後編】等身大のライフスタイルが愛される理由。秋山未有さんの美しさと体づくりのヒミツとは?

秋山 未有

国際学部卒業生、ファッションモデル

【後編】等身大のライフスタイルが愛される理由。秋山未有さんの美しさと体づくりのヒミツとは?

秋山 未有

国際学部卒業生、ファッションモデル

現役大学生でありながら、数々のオーディションやミスコンで入賞し、話題のショーのランウェイモデルとしても活躍する秋山未有さん。

「大のアメコミ映画好き」として、その魅力を語り尽くしてもらった前編に続き、後編ではファッションモデルとして活躍する彼女の日常に迫ります。

モデルを目指したきっかけや充実の大学生活、”奇跡のくびれ”とも称される美ボディを保つヒミツまで。普段はなかなか知ることができない、人気モデルの日常に迫ります。

「中学時代は陰キャで、高校デビュー(笑)。自分らしい魅力を伝えるためモデルの道へ」

— モデルになったきっかけを教えてください。

高校2年生のときに「ザ・ラストヒロイン」という、素人参加型のオーディションリアリティ番組に出演しました。歌・ダンス・演技の3種目で競い、どんどん候補が絞られていくものです。私は途中で審査に落ちてしまったのですが、その時の審査員の方が「秋山にはモデルが合うんじゃないか?」とおっしゃってくださったんです。そのひと言がとても心に残っていて。
それで、大学入学後に「スタースカウト総選挙」というモデルやタレントを発掘するオーディションに挑戦したんです。約25,000人からグランプリに選んでいただいたことで所属事務所決まり、モデルの道を歩み始めました。

— 最近のお仕事を教えてください。

「関西コレクション2018」のS/S(春夏)・A/W(秋冬)、 「VOGUE FASHION'S NIGHT OUT」の神戸と大阪のランウェイモデルや、RMKのメイクモデルを務めています。現在は、世界四大ミスコンのひとつ「ミス・アース」の日本代表を目指し、大阪予選会を戦っているところです。最終目標は本戦を勝ち抜き、日本代表になること。ミス・アースはその名の通り、地球環境保全を訴える側面もあり、活動に社会性があるところにも共感しています。

— 中学時代はどんな少女だったのですか?

実は私、高校デビューなんです……(笑)。中学時代はすごく地味で、先生の推薦で生徒会長を務めていたくらい真面目なタイプでした。でも、「(生徒会長は)内申の点数を上げるため」と友人に言っていましたが、「注目されたい」という上昇志向は密かに持っていました。結局は恥ずかしさもあり、殻を破れませんでしたが……。
でも、私が提案して女子の制服のツリバン(サスペンダー)を廃止した実績があるんですよ。 ギャルの子たちに「秋山さんやるやん〜」て褒められました。

— 高校で、どんな大胆なイメージチェンジをされたのですか?

いえいえ(笑)。私の高校は私服だったので、思い切ってスカートの丈を短めにしただけなんです。短いスカートを履くようになったら「未有、めっちゃ足細いね!」と友達に言ってもらえることが増え、うれしい気持ちになりました。スキニーパンツを履いていった日は、ダンス部のイケイケの先輩たちが「あの子めっちゃ足細い」と噂をする声が聞こえて、ちょっと快感も覚えました。それで、「自分にしかない魅力を出していきたい!」と思うようになり、ファッション業界に興味を持ちはじめました。

「授業は絶対に休まないのがマイルール!専門分野を学べる喜びを大切にしています」

— 高校卒業後にモデルの道に進まず、大学受験したのはなぜですか?

オーディションと受験は別物と考えていたので、大学進学への気持ちは変わりませんでした。とはいえ、私の高校3年春の成績がビリから3番目だったんです……。だから、何からやればいいかわからなくて(笑)。
それで職員室に行って「大学受験するにはどうしたらいいですか?」と聞いたら、先生が驚いて「あなた受験するの? 専門学校も行かれへんで」と言うので、私もびっくり(笑)。小・中学校では真面目に勉強していたのに、高校でサボってしまったので、気づいたらついていけなくなっていたんですよね。
それで「先生を見返そう!」と思ってがんばったら、最後は学内30位まで成績が上がりました。

— 学業とモデル業の両立は大変ですよね?

よく聞かれるのですが、時間は十分足りているんですよ。授業後に仕事が入ることもありますが、基本は授業がない日に仕事を入れるようスケジュール管理をしています。
たまには友達と夜通しで遊ぶこともあるけれど、絶対に授業を休まないのがマイルール。自分で学費を払っているので、ひとつひとつの授業の重み、学内施設を利用できるありがたみを強く感じるんです。
宗教学を学んでいますが、自分で選んだ道だから、一コマでも無駄にはできないんです。

「カラダの中から、美しくありたい。腸の健康ケアが、美肌の決め手です!」

—普段は、どんな食生活を送っているのですか?

私はお肉好きで、量もしっかり食べます。今年のお正月休みは、自分へのご褒美に「いきなり!ステーキ」でステーキ450gを完食しちゃいました。
実は、さつまいも以外の野菜が大の苦手。食べる努力はしていますが、できれば食べたくないのが本音です……。モデルらしくない答えでゴメンナサイ(笑)。
もちろん、デトックスになるのでお水はたくさん飲みますよ。白湯を水筒に入れて持ち歩きますし、ミネラルウォーターもよく飲みます。でも、栄養バランスより、「ごはんを食べる時間」を楽しむ方が今の私には大切。どんなに忙しくても、食事は必ず摂ります。気持ちの切り替えになるし、仕事で深夜帰りになっても食卓に母のご飯があるとほっと癒されるんです。
誰かと一緒にご飯を食べるのも好き。落ち込んでいるとき、友達とごはんに行くだけで元気になれる。私の元気の源ですね。

— 「奇跡のくびれ」とも称される抜群のスタイル、美肌を維持するために、どんな努力をされているのですか?

定期的にジムやエステに通い、トレーナーさん、セラピストさんにサポートしてもらっています。私は脂肪は少ないけれど、筋肉も少ないので、メリハリのあるボディになりにくいタイプ。だから筋トレで筋肉をつけ、肩を大きくすることを今の目標にしています。
それから、セラピストさんに教わったのですが、美容とアンチエイジングの決め手は「腸の健康(腸の老化防止)」にあるそうです! つまり、腸年齢がカラダや肌の老化にダイレクトに影響するということ。私の腸年齢が実年齢より高いと知ったときは、ショックでしたね。
私は燃費が悪くて貧血になりやすいので、昔からガス切れにならないようこまめに食事をとっていたのですが、これが腸の酷使と老化につながっていたんです。カラダのなかで起きていることは、素人ではわからないのだと実感しました。私がプロから学ばせてもらったことを、いつか女性のために発信していけたらいいなと思っています。

「モデルは私の青春であり、天職。ランウェイを歩く時間も刺激的です!」

— モデルのどんなところに、やりがいを感じますか?

スチール撮影も好きですが、私はランウェイのお仕事が大好き。ライブなので、会場やお客さんの熱気が手に取るように分かるんです。セリフはなくても、身につける洋服やウォーキングを通して、いつも新しいキャラクターを演じられるのも刺激的ですね。自分の動きやポーズで、バッグや洋服のディテールなど、魅せたい部分にお客さんの視線を惹きつけることができるのも楽しい。やればやるほど、奥深い世界だと感じています。

— 今後の目標を教えてください。

大学卒業後は、モデル一本で勝負していくつもりです。周りから求められるうちは続けていきたいから、身体のケア、表現力を磨く努力は怠らないつもりです。私は長期的な目標を立てるのが苦手。30歳のとき、おばあちゃんになったら……と先のことを考えるより、短期的な目標を立ててクリアーしていくことに喜びを感じるタイプです。今年でいえば、メリハリのあるボディづくり、ミス・アースの日本代表になることが目標です。今この場にいるのも、綿密な人生設計の結果ではなくて、その時々で熱心に取り組んだことが、いろんなご縁やラッキーな巡り合わせにつながっただけ。幸運に感謝しながら、今もこの瞬間に一生懸命でいたいんです。こんなラッキー続きの人生ですが(笑)、ポジティブな気持ちでいると、不思議といいご縁がやってくる。これからも私らしく邁進していきます!