夏到来!フルーツや野菜を使った簡単手作りメニューで元気に過ごそう
ひんやりした飲み物やおやつが恋しくなる季節がやってきました。
特に、よく汗をかく子どもたちにとって水分補給は重要。「ジュース飲みたい!」とおねだりされたら思わず買ってしまうお母さんやお父さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はミキサーやジューサーなどの道具を使わず、後片付けもラクなおやつやスープ作りに挑戦!ぜひ、お子さんと一緒に作ってみてくださいね。
まずは身近な材料で、超カンタンな“バナナラッシー”を作ってみました。
◆材料(2人分)
バナナ 1本・プレーンヨーグルト 100g・牛乳 100ml・砂糖 大さじ2
※薄切りバナナ・ミント・氷など(飾り用)も用意
※食品保存袋 1枚を用意
◆手順
1.食品保存袋にバナナを入れて手でよくつぶし、ヨーグルトと砂糖も入れて揉む。
2.①に牛乳を加えて揉み、冷蔵庫で約30分間寝かせる。
3.氷を入れたグラスに③を注ぎ、薄切りのバナナやミントを飾る。
使う材料はこれぐらい。甘みは砂糖の量で調節してください。
大好きなバナナやヨーグルトでおやつを作れてうれしそう。張り切って揉んでいました。
なめらかな状態になれば冷蔵庫で寝かせます。冷凍庫で寝かせればシャリシャリのシャーベットになりますよ。
薄切りバナナ、家で育てているミントを添えてみました。砂糖をハチミツに変えてもOKです(お子さんの年齢にはお気をつけください)。
ごくごく飲めて栄養も満点なこのジュース。気に入った子どもは、次の日もまた次の日も「バナナジュース作ろう!」と言っていました。他のフルーツでも代用できるので、ぜひ挑戦してください。
夏のフルーツと言えば“すいか”。次はちょっとレベルアップして、親子でテンションも上がりそうな可愛らしいシャーベット作りに挑戦です。
◆材料(2人分)
すいか 1/8個・砂糖 小さじ2・水 大さじ1
キウイ 1/2個・砂糖 小さじ1/2・水 小さじ1
※食品保存袋 2枚、抜き型を用意
◆手順
1. すいかのヘタとタネを取り、適当な大きさに切る。
2. キウイのヘタを取り、皮を剥き、細かく切る。
3. 一部のすいかは飾り用に型抜きをし、ヘタの部分も型抜きをする。
4. すいか(型抜きをしたもの以外)を食品保存袋に入れ、砂糖(小さじ2)と水(大さじ1)を入れてよく揉む。
5. キウイを食品保存袋に入れ、砂糖(小さじ1/2)と水(小さじ1)を入れてよく揉む。
6. ④と⑤を冷凍庫で約3時間寝かせる。
7. ⑥を冷凍庫から出して袋の上から軽く揉みほぐす。
8. グラスにキウイ、すいかの順に入れ、型抜きをしたすいかを飾る。
お箸で種取り。手先を使う練習にもなりますよ。
ざくざくと切るだけでOK。包丁を使えそうな年齢のお子さんには、サポートしながら切る作業を任せてみましょう。
型抜きは子どもが特にわくわくする作業。皮の部分は硬いので親子で一緒に。
すいかとキウイを揉み揉み。もとの形が少し残っているくらいが美味しく仕上がります。
薄く平らにし、トレイに置いて冷凍庫へ。どうなるのか楽しみです!
無事に凍ったフルーツを軽く揉みほぐし、早速スプーンで盛りつけます。
冷たくて「キャー!」と言っていましたが、あっという間にペロリと完食していました。
見た目も可愛らしいこのシャーベットは夏のおやつにぴったりです。
すいかを買い過ぎた時にも重宝しそうなこのレシピ。間にカルピスなどのシャーベットを作って挟めばもっとオシャレに仕上がりそう。おもてなしの一品としても、ぜひ試してくださいね。
暑い日に食べたくなる冷製スープ。でも、「ミキサーがないと作れない」と思っていませんか?
旬のトマトとすりおろし器を使えば本格的なガスパチョが作れますよ。
◆材料(2~3人分)
トマト 2個・きゅうり1/3本・玉ねぎ1/6個
酢 大さじ1・砂糖 小さじ1・パン粉 大さじ2
塩・オリーブオイル・コショウ・パセリ 各適量
※すりおろし器を用意
◆手順
1.きゅうりと玉ねぎは5ミリ角のみじん切りに。塩ひとつまみで揉んで、酢と砂糖に漬けておく(10分以上)。
2.よく冷やしたトマトをすりおろす。
3. ②に塩少々とパン粉を混ぜる。
4. 器に③を注ぎ、①を乗せる。オリーブオイルとコショウ、パセリを散らす。
よく熟したトマトを冷やしておけば、すりおろしも簡単。最後のすりおろしにくい部分は刻んで混ぜてしまうか、食べてしまいましょう(笑)。
きゅうりと玉ねぎは細かく刻みます。
きゅうりと玉ねぎは10分以上マリネしておきます。トマトにはパン粉を混ぜ混ぜ。とろみがついて舌触りが良くなります。
マリネが終わればすぐに盛り付けられるのもこのレシピの魅力。トマト嫌いの子どもも、この酸っぱさやとろとろした風味が美味しかったのか、たくさん飲んでいました。
お店で出てきそうな鮮やかな見た目で、酸っぱさが暑さで疲れ気味の身体に染み入るガスパチョ。
トマトにたっぷり含まれるリコピンは紫外線を浴びた肌をケアするとも言われているので、夏のダメージ肌にもうれしい一品です。
では、フルーツや野菜でおやつやスープなどを自作するメリットとは何でしょうか。
私が感じた代表的なものは以下の3点です。
◆好きなフルーツや野菜を使える
◆添加物を使わずに作れる
◆作ってすぐに食べられて新鮮!
自分の目で選んだ食材だけで作り、新鮮なまま身体に入れられるのが手作りの良さですよね。
食物繊維や栄養素などを摂れる市販の商品は気軽に取り入れられるのも魅力ですが、手作りのものは“作りたて”の新鮮さと添加物を使わない安心感がありますし、効率的に栄養を摂取できるのではないでしょうか。
また、もうひとつ他のメリットもあります。
◆子どもと作れば「食育」の一環になる
“食”の大切さ、楽しさを感じるには親子での料理がオススメです。一緒に食材の買い物や調理をすることで、子どもの自信や達成感にもつながりますし、親子のコミュニケーションも深まるはず。
お子さんの年齢に合わせて、無理せずできそうなことからチャレンジしてくださいね。