TOP / Eat & Drink / 血を固めて食べる!? 一度は食べておきたいディープ中華3選
血を固めて食べる!? 一度は食べておきたいディープ中華3選

学生ライター

龍谷大学で学ぶ学生たちが記事作りに挑戦します。

血を固めて食べる!? 一度は食べておきたいディープ中華3選

学生ライター

龍谷大学で学ぶ学生たちが記事作りに挑戦します。

突然ですが、中華料理と言えば何が思いつきますか。炒飯?餃子?麻婆豆腐?それとも回鍋肉?どれも日本人に馴染みがある身近な料理ですね。
しかし、私たちが普段食べている中華は本当の中華ではないのです。言ってみればジャパニーズ中華と言えるかもしれません。中国には中華丼も天津飯もありませんし、中国の炒飯は薄味です。餃子もごはんと一緒には食べません。
そう考えると、私たちはまだまだ中華のことを知らないと言えるのかも・・・。
この記事では本格中華料理が大好きな私、学生ライターの石橋梨花がディープな本場中華を三つ紹介します。

見た目は濃厚、実はヘルシー!?―水煮鱼片(しゅいじゅうゆうぴぇん)

一つ目は水煮鱼片(しゅいじゅうゆうぴぇん)です。これは簡単に言うと、白身魚のラー油煮込みです。
魚は主になまず、雷魚、草魚です。お店によって魚は違いますが、日本ではこれらの魚を食べないので奇妙に感じる方もおられると思います。しかし、どれも身が柔らかく、あっさりしているのでラー油と相性がいいです。キャベツも入っているので実はヘルシーな一品です。結構辛いのでご飯と一緒に食べるのをおすすめします。

最初はびっくり!でもやがてやみつきに!―泡椒鸡爪 (ぱおじゃおじーじゅあ)

二つ目は泡椒鸡爪 (ぱおじゃおじーじゅあ)です。これをGoogle翻訳で訳すと、鶏の足のピクルスになりました。そうです。鶏の足です。これはお酢で漬けた料理なので、確かにピクルスに近いと思います。・・・なのですが、トウガラシがふんだんに入っているため、かなり辛いです。
鶏の足と聞いて、私も最初は「食べるの?」とびっくりしましたのですが、食べてみるとコリコリとした触感と、すっぱ辛い味にやみつきになりました。
鶏の足は他にも煮込み料理もあるのですが、そちらは調味料(八角)のくせが強いので、最初はあっさりしたこちらの泡椒鸡爪をおすすめします。

アレを固めて・・・その食感やいかに!?―鸭血豆腐(やーしえどうふ)

最後は鸭血豆腐(やーしえどうふ)です。一見、濃厚チョコレートケーキに見えますが、漢字から推測できるように、これは鴨の血の豆腐です。血が固まって豆腐状になっています。どんな食感だと思いますか。ザラザラ?ベタベタ?違います。こんにゃくのような弾力ある食感です。
この鸭血豆腐、日本語ではそのまま血豆腐と呼びます。血豆腐は主にスープや煮込み料理の中に入っています。私は火鍋の時に、しゃぶしゃぶして食べるのが好きです。全く臭くないので、日本人にも食べやすい料理だと思います。

最後に、ディープな中華を堪能できる本格中華料理店を2つ紹介します。1店目は「なな家 四川料理」です。ここは龍谷大学深草キャンパスから徒歩4分の距離です。このお店では「鸭血豆腐」と「水煮鱼片」が食べられます。ここでは安価で美味しいディープ中華を楽しむことができます。

なな家 四川料理
〒612-0029 京都府京都市伏見区深草西浦町, 伏見区1丁目33−4

2店目は「無名小吃」です。ここも龍谷大学深草キャンパスから徒歩4分の距離です。このお店では「泡椒鸡爪」が食べられます。ただ、このお店では「麻辣脱骨凤爪(まーらーとぅおぐーふぇんじゃお)」と言う名前でメニューに載っています。このお店も安価で美味しいディープ中華を楽しむことができます。ここは朝8:30から営業していて、中国の朝ご飯も食べられる珍しいお店です。朝ごはんもなかなか面白いのでチャレンジしてみて下さい。
どちらのお店もメニューが時期によって変わる場合もあります。事前に確認をお願いします。

無名小吃
〒612-0029 京都府京都市伏見区深草西浦町3丁目15−1

以上、私が紹介したかったディープな本場中華です。食べてみたい料理はありましたか。中にはびっくりするような料理もあったかと思います。しかし、食べてみると新しい食の扉が開かれること間違いなし!皆さんも私と一緒にディープ中華の世界に飛び込みましょう!

 

今回の執筆者
石橋 梨花(いしばし りんか)
龍谷大学国際文化学科 中国語専攻
普段日本人が口にしないディープな本格中華料理が大好きな人