ジメジメ、ムシムシした日が続く梅雨の時期。気温や気圧の変化が激しく、肌寒い日もあれば蒸し暑い日もありますよね。その影響で「なんとなく体がだるい」「気分がすぐれない」といった症状が現れ、体調を崩す人が多いようです。
梅雨を健康に、そして心地よく過ごすための対策として、「食と運動を大切にしましょう」とよく言われますが、具体的に何をすればよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
今回は梅雨の時期を元気に乗り切る「食と運動」にフォーカス。大学教授、プロのスポーツトレーナー、ファッションモデルに、体づくりのコツについてお聞きした記事をご紹介します。
70年ものあいだ詳細が解明されていなかった、幻の「ラジオ体操第3」。龍谷大学 社会学部の安西 将也教授と井上 辰樹教授は、文献・資料を紐解き「ラジオ体操第3(初代・2代目)」を復刻させました。
初代の「ラジオ体操第3」は座ったまま行える体操で、3分20秒程度で14種類の動作を行うという構成。一方、2代目は両腕を大きく回したり、両脚を開閉して飛び跳ねたりする運動が含まれており、不安感・抗うつ感の解消が期待できるのだとか。
記事では、「ラジオ体操第3」のYouTube動画も紹介されています。
ストレングス&コンディショニングコーチ(以下、S&Cコーチ)の青木 達コーチと酒井 崇宏コーチは、龍谷大学でスポーツ系サークルの選手たちに体づくりの指導をされています。
「体力づくり」をテーマにおこなわれた対談では、生活の中で楽しくトレーニングを取り入れるコツを伝授。青木コーチは「体力は行動力につながり、生活の質を向上させる」、酒井コーチは「体力は体の力、つまり体全体をよりよく動かす力。トレーニングを積み重ねると、見える景色が変わってきます」と、話されていました。トレーニングのモチベーションアップにつながる名言が続出しているので、vol.1、vol.2ともにじっくりご覧くださいね。
モデルの秋山未有さんは、龍谷大学 国際学部に在籍していた大学時代から、数々のオーディションやミスコンで入賞し、ファッションショーのランウェイモデルとしても活動されています。インタビューでは、“奇跡のくびれ”とも称される抜群のスタイル、そして美肌を維持するコツをお聞きしました。
「授業を休まない」をマイルールとし、学業と仕事に励む秋山さんが大切にしていたのは、食を楽しむ時間と筋トレ。プロのアドバイスを参考に、自身の体質に合う方法を実践されていました。
▶ピックアップ記事※原文転載
安西 将也
龍谷大学名誉教授
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言発令により、運動不足の解消が課題となっています。そこで、室内でもできるラジオ体操を通じて、運動不足の解消をしませんか。
以下のYouTubeより「ラジオ体操第3(2代目)」の一部をご覧いただけます。
↓【ラジオ体操第3】シリーズはこちら↓
社会学部の安西将也教授と井上辰樹教授は、幻のラジオ体操と言われている「ラジオ体操第3(初代・2代目)」を文献・資料から復刻させました。運動不足をはじめ、うつ病予防・生活習慣病予防のための運動ツールとして、注目されています。
ラジオ体操第3には、初代と2代目があります。
高齢者の方や膝、腰などの下肢に課題のある方など、座りながらできる体操です。動作は第1運動から第14運動まで14種類のしなやかな動作が33分20秒程度で構成されています。
両腕を大回転して屈伸したり、両脚を開閉してリズム良く跳びはねるなどの複雑で躍動的な動きがあります。
有酸素運動は体脂肪を燃焼させることから生活習慣病予防に効果があり,同時に不安感・抑うつ感を解消することからうつ病予防効果が期待できます。
70年以上の時を経て復刻しました初代と2代目ラジオ体操第3が、子どもや若い方のこころと身体の健康づくり、職場での生活習慣病予防や高齢の方の認知症予防・介護予防、下肢に課題のある方のお役に立てれば幸いです。
安西 将也
龍谷大学名誉教授
東京の昭和大学医学部公衆衛生学教室助教授、龍谷大学社会学部現代福祉学科教授(医学博士)、社会学研究科長を経て現職。専門は、公衆衛生学(生活習慣病予防、うつ病予防の疫学)。
日本公衆衛生学会評議員。滋賀県国民健康保険団体連合会 保健事業顧問。治験審査委員、臨床研究審査委員(京都第二赤十字病院)。大津市スポーツ協会副会長。